ライフハックについての書籍 「ライフハック大全 プリンシプルズ」で紹介されていたハックの一つ、24時間テンプレートを作り、スマホのロック画面にしてみます。
このハックは、理想とする時間の使い方を可視化するものです。スマホのロック画面にして、目にする機会を増やすことで、意識付けができるかと考え、試すことにしました。この記事では、その手順を解説します。
1.使用環境の確認
まずは、24時間テンプレートの作成環境、使用するスマホの環境を確認します。以下のツール、スマホを使用しました。
なお、Googleスプレッドシートは、Linux PCのFirefox上で使用しています。GIMPもLinux PCで使用しています。
2.24時間テンプレート作成
では、24時間テンプレート作成に入ります。。
書籍では、自分の活動を能動的に選択する仕組みの一つとして、1日の理想的な過ごし方を、24時間を1周として円を描くように図示したものとして紹介されています。そこで、円グラフで描くことにしました。
Googleスプレッドシートを使って、円グラフを作成します。
円グラフは、データが100分率で表現されます。つまり、24時間を100%として描くことになります。そこで、スプレッドシート上では、各アイテムの開始時刻と終了時刻を入力し、アイテムに割当てる時間は、終了時刻−開始時刻で算出します。スプレッドシートへのデータ入力イメージを示します。

「項目」と「時間」のデータを使って、円グラフを作成します。Googleスプレッドシートでは、グラフ化したいデータ範囲を選択して、「挿入」メニューの「グラフ」を選択します。ウィンドウ内の右側に「グラフエディタ」が表示されるので、「設定」タブ内の「グラフの種類」で「円グラフ」を選択します。標準設定では、各スライスの項目名がグラフ周囲に表示されるのですが、スマホの画面が縦長であることを考慮して、凡例表示の位置を下に設定します。

出来上がった円グラフを、スマートフォンのロック画面に使用できるよう画像ファイルとして保存する必要があります。
グラフの右上にある「︙」をクリックするとメニューが表示されるので、ダウンロードを選択します。ダウンロードでファイル形式として、今回はPNG形式を選択しました。
3.画像サイズの変更
Googleスプレッドシートのグラフ描画のサイズのままで、スマホのロック画面にしようとすると、縦方向がピッタリですが、横方向が画面からはみ出してしまいます。画像サイズを調整する必要があります。
まず、スプレッドシートでのグラフ描画サイズでの変更を試します。ところが、グラフの描画エリアの縦横比が固定のようで、思ったサイズに変更できませんでした。
そこで、GIMPを使用して、スマホ画面の縦横比に合わせたサイズに変更することにしました。ダウンロードしたPNGファイルを開き、「画像」メニューから「キャンバスサイズの変更」を選択します。ここでキャンバスの幅と高さを設定します。今回は、スマホ画面の縦横比に合うように設定します。また、ここで「塗りつぶし色」を「透明」に設定しておきます。
4.スマホのロック画面として設定
まずは、作成した24時間テンプレートの画像ファイルをスマホにコピーします。今回は、Googleドライb経由で、スマホの「Download」フォルダにコピーしました。コピー方法は、USB接続でも構いませんし、スマホ側のコピー先も任意のフォルダで構いません。
次に、スマホ側の操作です。「設定」アプリの、「壁紙とスタイル」を選択します。「その他の壁紙」をタップすると、いくつか選択肢が表示されますので、「マイフォト」を選択します。「Download]」フォルダを選び、作成したPNGファイルを指定すると、ロック画面とホーム画面を選択できますので、ロック画面を選択します。ここで、「Download」フォルダを選びましたが、ここは24時間テンプレートの画像ファイルのコピー先として指定したフォルダを選択します。
ロック画面にしてみて、24次男テンプレートを目にする機会を増やしてみました。望ましい時間の使い方につながるか、未知数ですが、しばらく使ってみます。